2009年3月10日火曜日

あなたに「パンドラの箱」を差し上げたいのですが・・・

 

 

『あなたに「パンドラの箱」を差し上げたいのですが・・・』

 

「やばいシステムが開発できた。とりあえず、来て欲しい・・・」

 

忘れもしません、 その電話を受けたのは2008年、11月18日の夕方頃でした。

 

それは仕事柄、コンピュータ関係のソフトウェアやツールを開発している

 

友人Nからの急な誘いでした。

 

あまりの唐突な誘いに、私も驚き、 やばいシステムとは、

 

一体何なのかを彼に尋ねました。

 

「こりゃあ“パンドラの箱”だよ、マジで・・・  

 

こんなものが世の中に出回ったら、暴動が起きちまうかも・・・

 

 普通に働くヤツなんて、ほとんどいなくなる可能性もある・・・!」

 

私にはいまいち言っている意味がわかりませんでした

 

「要はめちゃくちゃ金が儲かっちまうシステムが出来たんだって!」

 

おおよそ彼が私に伝えたかったことはわかったものの

 

私はこの時、ふと疑問に思いました。

 

普通に考えて、本当にそんなシステムを作り出したなら、

 

人になど、簡単に教える訳もありませんし

 

自分一人でこっそりと稼げばいいはずです。

 

何より、そんな話自体、私には全く信じられませんでした。

 

 

『あなたに「パンドラの箱」を差し上げたいのですが・・・』

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